2.4.14 Define/Include/Library/$value$plusarg

 1)Define
プロジェクトでDefineする例として、samples\alu_test_w_ifdef.vtakprj をLoadしてみます。
下図は、”Display_Epilog"というDefineをプロジェクトに加える様子です。後から定義してもTOPに配置されます。この場合、
`define Display_Epilog
とソース中に記述したことと等価です。
プロジェクト中、-Defineは、全ファイルで定義になります。-include は、使うファイルの前に定義するようにしてください。
また、Defineをプロジェクトを通じて伝播したい場合は、プロジェクト設定をご参照ください。

次の例は、
`define CYCLE 2000
とソース中に記述したことと同じになります。



Note: ダブル引用符について
" "を使うときは、 ""としてください。

 

"regression_test\plusarg"に例があります。


2)Include
 プロジェクトファイルの作り方をご参照ください。

3)Library
 ゲートシミュレーションをご参照ください。Librayファイルのコンパイル高速化については、プロジェクト設定をご参照ください。 

 ライブラリファイルの拡張子が.v でない場合は、下のように、Add Lib Ext で拡張子を設定してください。








4)$valu$plusarg (Verilog 2001)
  コマンドラインから、引数を渡すようにすることもできます。
 定義を例えば、MEM=write_random.txt とDef/Plus BOXのなかで記述し、AddPlusargボタンを押すとVeritakの実行エンジンに引数が接頭辞「プラス」付きで渡されます。渡された引数は、ソースのなかで拾うことができます。regression_test\plusargフォルダに、様々な例が入っています。(最も強力な例は、sscanf.vtakprj です。)
 インタープリタバージョンのVeritakでは、それほど恩恵はありませんが、コマンドラインのバッチ処理でRegression Testを組む場合や、将来コンパイルドバージョンを使う場合には、再コンパイルの手間が省けるので有用かと思います。
 

 



<Defineや、PlusArgを簡単に編集してRunしたい>

"-"or "+" 行で、Editor ボタンを押すとVeripadが開きますので、編集してください。ファイル名は、 "veritak_src_file.txt" (固定)です。
このファイルは、 Export/Import ボタンで、読み込んだりSaveしたりすることができます。


上のダイアログを閉じて,Veripad上右クリック Simulation Utility->Save->Reload->Run
で、編集後のパラメータで走ります。Ctrl-Tがそのショートカットです。