3.26 グループ信号の作成

Veritak上グループ信号は、複数のビットをひとつの信号としてまとめた信号のことです。

レジスタのある数ビットが、ひとまとまりで意味を持つ場合は、それだけをとりだして値をみたいですね。そんな場合に有用です。

サンプルフォルダの「1.42新機能のテスト.prj」をロード、Goすると次の画面となります。

3.26.1作成


グループ..は、作成済みのグループ信号です。Scope列をダブルクリックすると、
ビット展開され、この信号が、c、a、b から成ることが分かります。Scope列をクリックすると、Tree Viewの当該信号がハイライトされます。

Note: Group信号のビット展開を元に戻すには、展開元のTOP信号をDBL CLICKします。


それでは、グループ信号を実際に作成してみましょう。
簡単のために、a[2:0]をグループ信号にしてみます。
下図のように、aをビット展開し、下位3ビットを選択後、右クリックで[グループ化」[作成]をクリックします。

すると、上の方にGroup信号ができており、ビット展開すると確かに、a[2:0]になっているのが分かります。

これで、a[2:0]を抽出できました。この信号に名前をつけるには、グループ信号を選択して、次のようにすると、ダイアログがでてくるので、適当に名前をつけてください。

パラメータリストで記述している場合には、ステートに名前を付けるが利用可能です。


 以上 「1.42新機能のテストその1.prj」 に保存
Note:



3.26.2 編集
次の例は、編集の例です。まずは、新しいグループ信号を作成します。
TreeViewからaw0..aw7を追加して、これで新しいグループ信号作成しました。



作成したGroup信号に、信号clkを追加しました。
ここで、注意するのは、Group信号化されたビットは、ビット展開しておくことです。(追加する信号は、ビット展開、または、展開していない信号の何れでも可)
また、この段階で、ビット位置入れ替え、削除、追加は自由です。


グループ信号をTOPにして、編集する信号を全て選択します。




clk信号がマージされて[8:0]なりました。



3.26.3 編集 ビットリバースにする。

TreeViewでの選択が逆になってしまう場合があります。
そんなときは、この機能が有用です。
選択範囲をビットリバースにすることができます。注意するべきことは、「編集」に同じです。


ビットリバースになりました。

以上 「1.42新機能のテストその2.prj」 に保存

3.26.4 VCD

VCDの場合も、基本的には、同じです。ただし、VCDでは、VCD以外の信号の混在はできません。次の波形は、「sample7.vcd」を読み込んだ後、「1.42新機能のテストその3.prj」をロード、Goしたものです。

以上 「1.42新機能のテストその3.prj」 に保存